電気・ガス補助の再開はまだ決まっていません|前回の単価と、自分の使用量での試算手順

電気・ガス補助の再開はまだ決まっていません|前回の単価と、自分の使用量での試算手順 経済ニュース

※本記事は制度の解説です。広告は含みません。

検針票を見て、電気代の値引きがいつの間にか消えている、また始まるという話も聞いた気がする、と迷うことがあります。2026年10月27日時点で、公的な資料から確認できることだけを並べます。

2026年9月使用分国の支援が適用された最後の月
3.5円/kWhその月の電気(低圧)の値引き単価
未定次の支援の有無・時期・金額

出典:経済産業省の報道発表「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援の実施に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可・承認を行いました」(2026年6月12日、経済産業省)

支援が付いていたのは2026年9月使用分までです

国の電気・ガス料金支援は、2026年7月・8月・9月の使用分を対象に行われました。9月使用分が最後で、それ以降の使用分には値引きが入っていません。

「9月使用分」と「10月の検針」は別の話です経済産業省の発表では、9月使用分は10月の検針分に反映されると書かれています。つまり10月に届いた検針票にはまだ値引きが入っていて、値引きが消えるのは11月に届く検針票からです。「10月まで支援があった」と読んでしまいやすいところなので、自分の検針票で使用分の月を確かめるのが確実です。

前回(2026年7〜9月使用分)の値引き単価

次にいくら戻るかを考えるときの手がかりになるので、直近の単価を残しておきます。8月使用分だけ単価が高く、7月と9月は同じでした。

使用分(検針は翌月) 電気・低圧 電気・高圧 都市ガス
2026年7月使用分 3.5円/kWh 1.8円/kWh 14.0円/㎥
2026年8月使用分 4.5円/kWh 2.3円/kWh 18.0円/㎥
2026年9月使用分 3.5円/kWh 1.8円/kWh 14.0円/㎥

出典:経済産業省(2026年6月12日発表)。都市ガスは家庭および年間契約量1,000万㎥未満の企業が対象です。

読み取れること:値引き単価は一定ではなく、月ごとに決められています。暑さや寒さが厳しい月を厚くする運用になっているため、仮に冬に再開しても「前回と同じ単価」とは限りません。

再開について、公式に決まっていることはありません

2026年10月27日時点で、資源エネルギー庁の「エネルギー価格の支援について」に載っているのは2026年7月から9月使用分までで、その先の使用分についての記載はありません。報道では次の支援の検討が伝えられていますが、報道は決定ではありません。

決まったときはどこに出るかこの支援は、電力・ガス会社が料金を値引きできるようにする特例認可・承認という形をとります。過去はいずれも経済産業省の報道発表として公表され、資源エネルギー庁の支援ページに単価が掲載されてきました。前回は2026年6月12日の発表で7月使用分からの適用でした。発表から適用までの間隔は短いので、早めに知りたいならこの2か所を見ておくのが確実です。

参照:資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」(資源エネルギー庁)

再開したらいくら戻るか、自分の使用量で出す

発表を待つ間にできることがあります。単価が出た瞬間に自分の影響額を出せるよう、使用量を把握しておくことです。計算は掛け算だけです。

手順

  1. 検針票かマイページで、1か月の使用量を見ます。電気はkWh、都市ガスは㎥です。
  2. その数字に、発表された値引き単価をかけます。
  3. 冬は使用量が増えるので、夏や秋の使用量ではなく前年の12月から2月の使用量を見ると実態に近くなります。
前回の単価で試すとこのくらいです電気を月400kWh使う家庭なら、3.5円/kWhで月1,400円。都市ガスを月30㎥なら、14.0円/㎥で月420円。合わせて月1,800円ほどです。冬に使用量が1.5倍になれば、同じ単価でも効く金額は増えます。単価ではなく、自分の使用量が効き方を決めます。

決まるまでに確認しておくこと

支援の有無は自分では動かせません。動かせるのは手元の条件のほうです。次の3つは、いま検針票を見れば確認できます。

  1. 使用量(kWhと㎥)。上の計算に使う数字で、節約の効果を測る基準にもなります。
  2. 燃料費調整額。支援とは別に毎月動く項目です。値上がりの正体がこちらのことがあります。
  3. 契約プランと単価。契約を見直していないなら、支援の有無より大きく効く場合があります。

自分が「低圧」か「高圧」か、都市ガスかプロパンか

上の表には低圧と高圧の2つの単価があります。一般の家庭はほぼ低圧なので、見るのは低圧の行です。高圧はビルや工場などの大口契約で、単価は低圧のおよそ半分でした。

ガスは契約の種類で扱いが変わります経済産業省の発表で対象として書かれているのは都市ガスで、家庭と年間契約量1,000万㎥未満の企業が対象とされています。LPガス(プロパンガス)についての記載はありません。自分がどちらかは、検針票やガス会社の名称で確認できます。
この記事のまとめ

  1. 国の電気・ガス料金支援は2026年9月使用分が最後です。値引きが消えるのは11月に届く検針票からです。
  2. 次の支援について、2026年10月27日時点で公的資料に記載はありません。決まれば経済産業省の報道発表と資源エネルギー庁の支援ページに出ます。
  3. 単価は月ごとに違うので、前回と同じとは限りません。先に自分の冬の使用量を確認しておくと、発表の日に影響額を出せます。

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