給油するたびに、表示が170円台から動かない。補助金が出ているはずなのに、なぜ安くならないのでしょうか。そう思ったことがある方は多いと思います。答えは補助の出し方にあって、170円という数字そのものが制度に埋め込まれています。
ガソリンが170円から下がらないのは、補助が「170円を超えた分」だけだからです
資源エネルギー庁の案内にはこう書かれています。「燃料油の価格支援のうちガソリンについては、全国平均小売価格が、170円程度を超える見込みとなった場合には、その水準を超えないよう、170円を超える部分について、10/10の補助を、軽油・重油・灯油については、ガソリンと同等の補助を行っています」。つまり補助は、価格を170円より下げるために出ているのではなく、170円を超えそうな分を埋めるために出ています。だから補助が手厚い週ほど、店頭の価格は170円の近くに張り付きます。
出典:経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」(2026年10月22日時点の公表情報)
いまの支給単価は、1リットルあたり42.8円です
元売りに支給される単価は毎週見直され、特設サイトに掲載されます。2026年10月22日以降の単価は次のとおりです。
| 燃料 | 2026年10月22日以降の支給単価 |
|---|---|
| ガソリン | 42.8円/L |
| 軽油 | 42.8円/L |
| 灯油・重油 | 42.8円/L |
| 航空機燃料 | 34.2円/L |
出典:経済産業省資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」特設サイト(2026年10月22日時点)。あわせて調達費用に基づく調整単価は3.7円/L(2026年10月分)と公表されています。
制度の名前が変わっているので、古いページに当たりやすい
いま動いているのは「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」で、2026年3月19日から実施されています。特設サイトには「過去の補助事業(~令和7年5月21日)についてはこちら」という案内も並んでいて、以前の仕組みとは別物として扱われています。検索すると前の事業の名前や、当時の単価が書かれたページが上位に出てくることがあるので、いつ時点の情報かを確かめてから読むと混乱しません。
電気・ガスの支援とは、期間がずれています
同じ「エネルギー価格の支援」でも、電気と都市ガスは期間が区切られていました。資源エネルギー庁の案内では、電気料金は2026年7月使用分と9月使用分が低圧3.5円/kWh、8月使用分が低圧4.5円/kWh、都市ガスは7月・9月使用分が14.0円/立方メートル、8月使用分が18.0円/立方メートルとされています。夏の3か月分で区切られた支援で、ガソリンのように毎週続いているものではありません。
来週いくらになるかは読めません。だから見る場所を決めます
価格の先読みは誰にもできませんが、自分の使用量は自分で分かります。判断軸はそこに置きます。
- ひと月に何リットル入れているかを、給油のレシートから数える
- 支給単価は毎週更新されるので、特設サイトを週に一度見る習慣にする
- 単価が下がった週は店頭価格が上がりやすいので、満タンにする週を寄せる判断材料にする
出典:経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」特設サイト(いずれも2026年10月22日時点の公表情報に基づきます)
支給単価は毎週、基準や制度は随時見直されます。最新の金額は資源エネルギー庁の特設サイトでご確認ください。


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